だけのこ日記

何もない日常が日常、それ”だけ”のこと日記

新月の夜更けに(引越し雑記)

引っ越しからまもなく1ヶ月が経ちます。

住まう自治体は変わったけれどものすごく離れた場所というほどではなく、職場は旧居から近いので(自転車通勤が出来た距離)不思議な感覚で過ごしています。出社すると帰りは前の家に戻ってしまいそうな気分がしばらく続いていたのですが、やっと今の家も少しずつくつろげるようになってきました。そこで初めて気づいた感覚は『思っていたよりさみしい』です。こんな気持ちになるとは想像してなかったので。

今回の引越しと違い、前2回の引越しは後ろ向きの理由が多く「とりあえず」が点在していました。根を張ってそこに住むという前提がなく、きづいたら10年以上住んでいたという結果で、インテリアを楽しむなどの余裕はありませんでした。子どもたちの成長に伴い学習机や収納などはそれなりにそろえはしましたが(そういうものだから)という感覚でなんていうか、私の気持ちがあまり入っていない感じです。常に仮住まいみたいな感覚がありました。

にもかかわらず、離れてみてはじめて(わたしはあの場所をちゃんと好きだった)ってやっと気付くことができました。旧居は専業主婦からパートタイム、フルタイム、正社員と働く時間を増やしながらの幼、小、中、高の子育て期を過ごしました。まあそれはそれはいろいろありました。本当にいろいろ。家族関係、子供を伴う人間関係…思い出したくないことすらあります。

それでも電車を降りて少し坂を上りマンションが見えると体の力がほどけて(帰ってきたな)って、ちゃんと安心していた。もっと「おうち」に優しくしてあげればよかったな、と少し後悔もしています。

わたし自身はこういった心の機微を感じ取る能力が低いと自分のことを判断していたので今の寂しさに気づけた自分の変化にも驚いています。

『思い出』や『懐かしむ』という感覚に疎いのです。子供の頃は転校とかぜんぜん平気でした。むしろ新天地の方が楽しみなタイプ。常に変化の方への興味が強く、振り向かない(向けないが正しいかも?)

 

…オチがなくてすいません。眠くてまとまらなくなってきた…

とりとめなく終わります。明日からはまたお弁当生活(子②)なので寝ます〜😴